2013-03-26

「親子で紙芝居を作ろう!」3月10日(日)

3月10日(日)童仙房(南山城村)
報告者:どろんこ・デッケコルニル 加奈子


今日は南山城村・童仙房在住の「kringrafica」という屋号で、木版画で雑貨などを作っているrieさんに、親子で作る紙芝居のワークショップをしてもらいました。


午前の部は女子が多く選ぶ紙の色もピンク!ピンク!ピンク!




今回のポイントは親も子どもと一緒に絵を書きます。身近にあるモチーフを観察して一生懸命に書いてます。



「あと、なに書こうかな〜。」楽しい会話をしながら、イメージを膨らましていっているようです。



じゃじゃ〜ん。発表会!!rieさんのお手製の紙芝居の枠に、みんなが書いた紙芝居がはめ込まれます。その瞬間、その家族の想像の世界がお披露目されます。みんな、その世界にひたっています。



さて今日のランチは、左京区のマーケットを中心に出店されている「AOW」さんのワンプレートランチ。



AOWさんはとても研究熱心。普段売っているパンは、アレルギーの方の事を考えて、グリーンレーズン酵母を使っていらっしゃいます。そして、ビネガーを見ると体が反応するんだそうです。このビネガーにはこんな料理があうかも、、、なんてインスピレーションがおりてくるんだそうです。



さすがにパンは最高です。料理も、それぞれがメインとして存在しているかのようにいいお味でした。それぞれの食材が喜んでいる感じがしました。



午後の部が始まりました。お父さんの参加も多く、熱気があふれています!!とっても賑やか。



親は忠実に、子ども達は想像の世界を紙に表現していきます。




この紙芝居の枠のデザイナー楓ちゃん。最近はよくお風呂のシーンを書くんだそうです。
大好きな時間なのかな?




午後の部。発表会のはじまり。みんな真剣に聞いています。親子で書いた絵に順番をつけて、物語の文をのせていく。みんなの想像力が素晴らしいアートとなります。




子どもの大きな想像の世界に、大人も少しのあいだ戻った感じでした。




小さい頃、みんなは「想像」という自由な広い世界にいていました。大人になると自分で何かを決め、それに向かって行動する。責任という言葉がついてくる自由を手に入れます。でも、世界は狭くなっている事が多いかもしれません。でも、こうやって紙芝居を子どもと作り、親がまた子どもの想像の世界に近づく事で、狭くなっていた世界が少し大きくなったのではないでしょうか。紙芝居の発表を終えた大人たちの顔が子どものようにみんなニコニコしていていました。

ワークショップをしていただいたrieさんから
「紙を手にしたら、静かになる子、きょろきょろしている子、大人は背筋をのばしたり、髪をさわっているかと思うと、床に紙を置いてぺとっと張り付いて描き出したり。画用紙って鏡みたいだなー。小さいから大きいまでの子どもたちの世界はなんて広いんだろうと思いました。」という感想がありました。

rieさんの素敵な感覚や感性も、童仙房という自然豊かな村に移住し、そこで子育てをしているという環境によって、さらに研ぎすまされていっているのかもしれません。

No comments:

Post a Comment