2013-03-26

『志賀郷×上世屋対談』『丹後・向井酒造利き酒会』3月23日(土)

3月23日(土曜日)
報告者:おんらく市場(スズキキヨシ)

2月末からスタートした『こども×まち×田舎サロン』の最終日は
 
”地域に生きる”志賀郷・井上吉夫氏と上世屋・井之本泰氏による対談から。


田舎暮らしを目指す人、地域の関心を持つ人に伝えたい話満載の内容でした。




じつは同い年(61歳)の二人、まずは互いのプロフィールの紹介からスタート。


 

酪農から米つくりへの転換、そして過疎対策の一環として

若い夫婦を受け入れるために実践したこと。
 
身振りを交えた井上氏の熱い口調に参加者も引き込まれます。


井之本氏は、民芸館の学芸員としての豊富な経験をもとに、
 
現在は「合力の家」館長として藤織りを始め地域文化の保存をライフワークとしている方で、
 
井上氏とは対照的に淡々と半生を語ります。


 

第二部は、伊根の向井酒造杜氏・長慶寺久仁子氏を招いた利き酒会。

全15回のサロンに参加された各地域の企画者も一堂に集まりました。




久仁子氏の、地域環境を生かした特徴ある酒つくりの話、

参加者の質問に対する心地よい受け答えを肴に、みなさん杯を重ねていきます。





途中で南山城からのゲスト、しいたけダンスの二人が登場して
 
会場はさらに盛り上がりました。

 


 
 

今回のサロンは、田舎暮らしの魅力を伝える各地の仕掛け人たちが

食や話題を持ち寄り、異なる地域の人たちと知り合うことを目的に開催されました。

結果、15以上の地域から30名以上の仕掛け人、のべ200名以上の参加者が集い

全15日の小さなお祭りを実施することができました。

 

今後の交流から、さらなる展開を期待しています。

 

『美山里山舎・暮らしのエネルギーのお話会』『畑カフェおいしいのコラボランチ』3月22日(金)

3月22日(金曜日)
報告者:おんらく市場(スズキキヨシ)

本日は『美山里山舎・暮らしのエネルギーのお話会』と
京北で農業を実践する「畑カフェおいしいのコラボランチ』。




 

里山舎さんに持ち込んでもらったオリジナル薪ストーブを庭にセットし
備え付きのオーブンで、フキノトウソースをからめたレンコンと菊芋を焼き上げます。



 
 

自家栽培の材料を使用した春のランチが出来上がりました。





 

ランチ終了後は、美山里山舎・小関さんのお話会。

伝統軸組構法、木質バイオマス、ピコ水力発電などの活動紹介を通して
家づくり、そしてエネルギーの確保含め
暮らしに自然素材を活用することの大切さを語っていただきました。




 
 
話の合間にクッキーのおやつも。これも薪ストーブで焼きました。
 

 


終了後も、ストーブの周りに人だかり。

田舎暮らしの基本は暖房の確保から、でしょうか。

 

『幻の酒「弥一郎」最後の一杯』3月21日(木)

3月21日(木曜日)
報告者:おんらく市場(スズキキヨシ)


岡田中(舞鶴市)はIターン者が多い土地として知られています。

その原因はどこにあるのか?






 
 

当日は、揃いのTシャツで4名の青年たちが登場してくれました。

ひたすら、地鶏のから揚げを作り続ける彼の本職は大工さんです。

 
 

以前から地元に住まれる方たちと、新住人たちとの接点

共存共栄のあり方について。

彼らが始めた「万願寺まつり」「雲の上のゲストハウス」について説明してくれました。



 

 

 

 

 

 

 

『出張・質美小学校』3月17日(日)

3月17日(日曜日)
報告者:おんらく市場(スズキキヨシ)

旧質美小学校にある絵本屋さん「絵本ちゃん」と
カフェ「風土木(ふどき)」が柴洋に出張してくれました。



”季節のお惣菜のやさしい和風ランチ”を質美生まれの陶器で頂きます。
料理の美しさが際立ちますね。



絵本ちゃんの紙芝居が始まりました。
昭和40年代に使用していた紙芝居の舞台(枠)と、当時の作品です。

廃校を活用した「カフェ+絵本屋さん」。
この組み合わせならば、子育て中の親子はもちろん、
高齢者にも大切な”くつろぎの場”
そして世代を超えた交流の場となることでしょう。

『食x農x女 生き方と暮らし』3月16日(土)


タイトル「食x農x女 生き方と暮らし」とし、京丹後で百姓をしながら、
まんまる堂という屋号で畑でとれたお野菜を使用したお料理を提供する
カフェをされている扇田若菜さんのお料理教室とお話会。

お料理教室という堅苦しいものではなく、教えてもらいながら、お話ししながら
みんなで作るといったスタイル


  

  

 



一緒にお料理したもの
ゆず麹みそ:ゆずを切ったりして仕込んだものを各自持ち帰って、しあげました。

大根のはりはり漬け:切って、塩振って、水を出す作業
黒米いりおにぎり:子どもも一緒ににぎりました!!



お昼にいただいたもの
みんなでにぎったおにぎり
お味噌汁(朝摘んで来てくれたよもぎいり。刻んだ生のよもぎは香りが美味しい)
大根のビール漬け、大根のはりはり漬け、ふきのとうみそ、ゆず麹みそ、おから

  

 

 
  

食後はケーキとコーヒーをいただきながら、わっかの会主催らしく、
和になり、自己紹介しながら若菜さんとのお話。


あと、今回はもう一つのイベント、
こどもサロンもありました!!
参加者は子連れのお母さんが多かったので、子ども向けのワークショップも開催。

山科でアトリエをされているmarimobooksさんの切り絵と絵本。
子どもたちも楽しい時間を過ごしてくれたのでお母さんたちもゆっくり、
楽しい時間をすごせました。和紙の切り絵、春らしい作品ができていました。









参加してくれたのは女性12名+スタッフ女子3名。
そして子ども6ヶ月の赤ちゃんから小学2年生まで16名。
なんともにぎやかでした。
他のお母さんが他の子どもの面倒をみたり、他のお母さんが参加者の赤ちゃんをだっこしたり、みんながみんなの子どもを気にかける。なんともやさしい場ができていました。
そして、わいわいおしゃべりしながらみんなでお料理をする。大家族のようで、楽しかった。

田舎ではみんなができることを分担して、やれることをやる。
すべての大人が子どもを育てる。
これを疑似体験したような会だったなと思いました。

若菜さんが田舎暮らししたいなら、まず行ったらいい。行ったらどうにかなる。
お金のこと、仕事のこと、行ったらどうにかなるもんだ。
私がそうだったわよ!!という心強い言葉。
彼女の懐の深さ、場の気をあげるパワー。
みんなが元気をもらって帰った様子でした。

この場を時間を共有できたことありがとうございました。
参加者のみなさん楽しかったね。
なお、marimobooksさんのご主人がカメラマン。
唯一男性の参加でしたが、たくさん素敵な写真を撮ってくださって、うれしかった〜。
いい記念ができました!!

わっかの会 岡田喜美子