「京都に海があったんだ??」なんて言われることもありますが・・・
京都府北部、天橋立近く養老(ようろう)地域の海です。
宮津湾はブナ林もある山の森からの栄養が注ぐ豊かな、キレイな海です。
(201204@里波見)
里波見(はみ)・中波見・梅ケ谷・奥波見・長江・岩ケ鼻・大島・外垣(とのがき)・田原。
海沿いの村も山あいの村もあります。
人口は424世帯1058人。
海も山もある暮らし、祭りや地域行事もにぎやかで、あたたかく迎えてくれる地域です。
学校は、海沿いに養老保育所・養老小学校・養老中学校。
養老地域と日ケ谷地域の子どもが通っています。
海沿いの学校なんでもちろんプールなんてありません!
海での遠泳、魚捌き方の授業があるんです。
春には川の河口部で待ち受ける「イサザ採り」は昔から子どもの遊び。
小学校の生徒数は42名、2年生はゼロ。改めて数字を聞くと、年々減っているのを実感します。
中学校のクラブも、男の子は野球部、女の子はバレー部と決まっています。
3年生の引退後、試合に出れないこともあります。
「子どもがかわいそう」
人数の少なさからそんな声も聞こえるし、更なる学校統合の話が出ているのも確かです。
しかし今回集落調査で聞き取りをさせていただいたお母さん達からは
「養老は子育てにはいいほうだと思う」という声が聞けました。
地域住民が、地域の学校を支える当たり前さ。
人数が少ないからこそなのか、目の行き届いた学習指導。
子育てを支えてくれる大人が近くにいること。
そんな地域コミュニティがきちんとあるからこその環境があるのだと思いました。
私は他所からの人間です。
学生だった私が初めて丹後に出会ったのはこの養老地域でした。
うまく言えませんが、「フツー」にある暮らしが養老の魅力です。
大好きな養老地域がこれからも、にぎやかに続くことを願っています。
ちなみに、今はアカモクが採れ始め、春に向けて海藻の季節です。
3月に柴洋さんで行うイベントにも持っていきます!乞うご期待!!!
(201204ワカメ)
セヤノコ 小山ゆみえ
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