2013-01-08

京丹波町 質美

みなさん、はじめまして。
現在、京丹波町に住んでいる川那辺といいます。

今回、とても素晴らしい『ご縁』をいただくことができ、
「こども×まち×田舎プロジェクト」に京丹波の集落調査担当として参加しています。

私はまだ結婚も出産も経験がないのですが、
このプロジェクトを通して子育てを経験されている方達とお会いして
私も早く結婚したいし、子どももほしいな~と焦る一方、
3.11以降、自分の生き方を根本的に考え直さないといけないと考えるようになりました。



それで、今年6月から京丹波町に引越し、今は自然の四季を間近に感じながら暮らしています。
今も京都市内との往復の日々で忙しく、農業には全然携わっていないのですが、
住んでみて初めて、野菜の旬の時期がわかるようになりました。
もちろんスーパーで買い物もしますが、
「道の駅 和」で、地元の農家さんが作った野菜をできるだけ買うようにしています。

また、昨年11月に、旧質美小学校という自然あふれるとても素敵な環境の中で、
『サタデーアートワークショップin京丹波』というイベントを実施しました。
これは、「京丹波×アート×子ども」というテーマで、アーティストを招き、
小学生を対象にしたワークショップを毎週土曜日に開催しました。



やはり田舎だと、アーティストがワークショップを行うという機会が少ないようで
京丹波町に住む子どもだけでなく、美山や亀岡から来てくださる方もいらっしゃいました。
廃校になった校舎も、子どもの声がこだましてまた息を吹き返したかのように見えました。
プログラムは演劇・ダンス・音楽など、体を使うワークショップを中心に行いました。



このイベントを通して、新たな地域の課題も見えてきたように思います。
第一に、そこに住む子どもたちは自分の地域の魅力に気づいていないのではないかということ。
第二に、少子化によって近所に子どもが少なくなってしまい、異年齢で構成される子どものコミュニティが見られなくなってきたこと
そして第三に、都会に比べ、田舎ではこうしたイベントの機会が少ないということです。
これらの課題は京丹波町だけでなく、日本のあらゆる地域にもあてはまるのではないでしょうか。
私は、地域同士がつながることで問題を共有し、相互に助け合っていくことが必要なのではないか、と考えています。

ちょっと難しい話になってしまいましたが、今後も質美小学校を拠点にしながら
子ども向けのアートワークショップをコツコツ続けていく予定です。
小学校には、「絵本ちゃん」という素敵な絵本屋さんや「風土木」というきまぐれカフェがあります。
実は、2013年2月号のLEAFにも「元気をもらえるパワースポットへ!」という特集で
ななななんと、質美が取り上げられています。

京都市内から車で約1時間半という近距離なので、LEAFを片手にぷらっと遊びに来てくださいね☆

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