9月、初めて南山城村の童仙房を訪れました。
童仙房への道のりは、エネルギー溢れる山々を見おろし、「京都にこんな綺麗なところがあったなんて知らなかった」と話しながら、今回のイベントを担当させてもらったご縁に感謝しました。
秋のイベントに向けての打合せ。
初めて顔を合わす地元の方たちとは、すぐにお決まりのママトークやら、田舎暮らしのことやら、あっというまに昼過ぎといった感じで過ぎていきました。
もう廃校になってしまった小学校の裏にある森に案内していただきました。
足を踏み入れた途端、なんともいえない清涼感と深い安堵感。
森でしばらくイベントの方向性を話し合い、あまりの気持ちよさに、
「森でこどもを遊ばせたい」「森の中でこどもたちになにか作ってもらいたい」など、
意見が飛び交いました。
モノが溢れている現代、特に都会では、モノのありがたみを感じるのは難しいほど、モノ、食べ物、お店が溢れています。
「モノは買うもの、壊れたら買う、という常識が、こどもに沁みついてほしくない」「つくる楽しさを知ってほしい」「頂くことに感謝する気持ちを持ってほしい」「みんなでつくりあげる喜びを感じてもらいたい」「やっぱり、つくる→食べる→美味しい、が一番分かりやすい」など、
こども達が何かをつくりあげる場をつくろうということで話は盛り上がり、今回のテーマは、「森の食卓」ということになりました。
秋に向けて、イベントの準備を進めることになりました。
初めての打合せの日から、田舎と都会の担当者がお互いに、南山城村、京都市内を行き来して、打合せを重ねました。
イベントには、南山城村の方々の協力が欠かせません。都会側としては、童仙房の方々にお願いすることが多く、皆さん毎日忙しい方々なので、少し心苦しく感じることもありましたが、
「普段はこんなにのんびりとして、お茶を飲みながら、お話しするってことないから」と、言っていただいて、とても快く応じてくださることが嬉しかったです。
都会側からも、なにか提供できるものはないか、
ということで、森の食卓を飾るものを作っていこうということになりました。
食卓に使うものは、出来るだけ自然のもの、もしくは手作りしたものがいいと思っていたので、お皿を作ってもっていこうということになりました。
10月初め、まだ日差しが暖かい中、イベントに参加予定の子供たちが集まって、青空の下、陶器のお皿を作りました。
大きい子も小っちゃい子も手伝って、お茶席に使う小さなお皿たちが出来てきました。
それからもうひとつ、
しいたけの産地でもある南山城村のイベントを記念して、しいたけのブローチが出来ました。
自然溢れる森の中で、綺麗に焼きあがった陶器のお皿たちは、きっといいアクセントになるだろうと期待を籠めます。
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