田舎暮らしを目指す人、地域の関心を持つ人に伝えたい話満載の内容でした。
じつは同い年(61歳)の二人、まずは互いのプロフィールの紹介からスタート。
酪農から米つくりへの転換、そして過疎対策の一環として
若い夫婦を受け入れるために実践したこと。
身振りを交えた井上氏の熱い口調に参加者も引き込まれます。
井之本氏は、民芸館の学芸員としての豊富な経験をもとに、
現在は「合力の家」館長として藤織りを始め地域文化の保存をライフワークとしている方で、
井上氏とは対照的に淡々と半生を語ります。
第二部は、伊根の向井酒造杜氏・長慶寺久仁子氏を招いた利き酒会。
全15回のサロンに参加された各地域の企画者も一堂に集まりました。
久仁子氏の、地域環境を生かした特徴ある酒つくりの話、
参加者の質問に対する心地よい受け答えを肴に、みなさん杯を重ねていきます。
途中で南山城からのゲスト、しいたけダンスの二人が登場して
会場はさらに盛り上がりました。
今回のサロンは、田舎暮らしの魅力を伝える各地の仕掛け人たちが
食や話題を持ち寄り、異なる地域の人たちと知り合うことを目的に開催されました。
結果、15以上の地域から30名以上の仕掛け人、のべ200名以上の参加者が集い
全15日の小さなお祭りを実施することができました。
今後の交流から、さらなる展開を期待しています。